中央アジア 旅行ガイドブック - シルクロードの国 - 紀行 本 書籍,DVDの紹介,評価,安売り価格

内容紹介　

ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、トルクメニスタン、タジキスタンを紹介したガイド。
これらの国々は、シルクロード上にあり、“青の都”サマルカンドなど、交易で繁栄し、ティムールやウルグ・ベクなどの君主が統治したオアシス都市が点在するところです。
ロマン溢れるシルクロードの旅へと誘います。

シルクロードの魅力的な都市を訪ねる日を夢見て　評価：

ウズベキスタンのサマルカンドにずっと関心を抱いています。
中央アジアは、イラン、アフガニスタン、中国、ロシアに囲まれていることもあり、地政学上の問題があり、なかなか行きにくいエリアでもあります。
自由旅行ができなくなったトルクメニスタン(事前にすべてを予約しておけばよいとのこと)は別として、ウズベキスタンは比較的政情の安定が図られていますので、いつの日にか訪れる日を夢見て、本書を眺めています。
中央アジアの国々は行けそうでなかなか行けない地域の一つでしょうから。
6ページの「ようこそサマルカンドへ名所めぐり」の写真がいいですね。

あの長い長いNHKの特集をポイントを絞って　評価：

ジュニア新書は、読みやすく、簡潔でとてもいい。
シルクロードは地理・歴史、宗教、文化が 混交していてすごく複雑なはずですが、この本は短時間で読めてありがたい。
　 いずれも興味深いが特に興味がもてたのは ○掲載された写真の数々　 ○イエメンはコーヒーの産地、貿易地、かつてシバの女王がいた ○乳香など貿易品の数々 ○現生の人々の民族文化 ○ベゼクリク石窟の掠奪者に、イギリスのスタイン、スウェーデンのヘディン、 ドイツのグリュンヴェーデル、ル・コック、フランスのぺリオ、 ロシアのオルデンブルグとともに日本の大谷光瑞が挙げられていること

シルクロードに立つ　評価：

シルクロードはユーラシア大陸の東西を結ぶ、まさに文明の通り道です。
どの場所に立っても、歴史を感じ、今を感じることができます。
歴史を理解するというより直感できるのが、シルクロードの旅といえるでしょう。
この本では、ゴラン高原やイラクまで足を延ばして今を見つめています。
インドのアジャンター遺跡へは100回以上も通ったという。
ベナレスでは、天国とこの地がつながっていると実感する。
その地に溶け込むカメラマンの視線に圧倒されます。
この一冊は写真とともに、シルクロードの魅力をを余すところなく伝えています。

大探検家の貴重な記録　評価：

２０世紀初頭、中央アジアがいまだ知られざる世界であった時代にそこを旅し調査した貴重な記録。
著者スタインは、「大唐西域記」の玄奘を自分の旅の守護僧にしたと自ら書き記しているが、その守護僧に導かれるかのように「敦煌」で大発見をしている。
後の世に「敦煌」の名前を知らしめた千仏洞での仏教画などの発見の模様が詳しく記述され、宝物の番人との息詰まる駆引きの様子が伝わってくる。
また、マルコポーロや玄奘も訪れたであろうオクサス川の水源の一つである標高４２００メートルにあるゾル・クル別名ヴィクトリア湖の描写は特に美しく、引き付けるものがあり、一度でいいから行ってみたいという気持ちにさせてくれる。