南米で音楽の旅　ガイドブック - 本場のサンバ、タンゴで踊ってみよう！ - 紀行 本 書籍,DVDの紹介,評価,安売り価格

1レビュー　評価：

おそらくブラジルのインスト・ミュージックの世界に焦点を当てた世界初のディスク・ガイド。
50年代~60年代のボサノヴァ時代から近年のブラジル・インスト作品まで幅広く掲載されている。
普段はジャズ系ばかりを聴いているが、この本をきっかけにまだ見ぬブラジル・インスト世界の奥深い世界にはまってみたいと思う。

内容紹介　

美しきブラジルインスト音楽の世界。
ブラジル音楽の基幹となる器楽奏者にスポットを当てた前代未聞の「ブラジル・インスト大全集」 日本でも根強い人気を持つブラジル音楽。
「歌の国、ブラジル」といわれている一方で、ブラジルの楽器奏者のレベルは 欧米とも引けを取らないばかりか、それ以上のレベルのアーティスト達が存在する。
本書ではあえてインストルメンタルだけに絞り、20世紀初頭に流行した即興楽器楽音楽で あるショーロからボサノヴァ、ブラジル音楽、ワールド・ミュージック、サ ンバ・ジャズ など1950年代から現代までの重要盤約700枚を紹介いたします。

著者について　

ウィリー・ヲゥーパー ブラジル音楽フリーペーパー「ジョルナル・コルデル」編集長。
ブラジル情報発信スペース「Aparecida」(東京・西荻窪)オー ナー。
ブラジル訪問歴14回。
現地在住ブラジル人アーティスト達と直接交流し独自の情報網を持つ。
著書にブラジルCDガイド『ムジカ・モデルナ』(アスペクト)、 ブラジル音楽ガイド『リアルブラジル音楽』(ヤマハミュージックメディア)、 『ボサノヴァの真実』(彩流社)、『音楽でたどるブラジル』(彩流社)がある。
2011年9月、第1回 ブラジリアン・プレス・アワード音楽部門受賞(日本人で唯一人)。

たしかに行ける　評価：

手にしたのは日曜日の夕暮れ時。
ちょっとブラジルに行ってきました。
近所のカフェで流れていたのでCDが欲しくて購入したのですが、一緒に付いている本の充実感に大満足です。
CDを流しながら本を読むとまるで本当にブラジルを旅している感覚になります。
あとCDが表紙に付いている、というか入っているのには驚きました。

あの思い出がよみがえる　評価：

このシリーズのCDは大好きで新しいのが出た！ということで早速購入！！期待は裏切りませんでした！とうか完全に上回っていました。
私は3年前に夫とブラジルに旅行に行ったことがあるのですが、このCDと本を見ていると「懐かしいね」「ここ行ったところだね」と二人の思い出が鮮やかに蘇ってきました。

美しく生きた女性の記録　評価：

ナラ・レオンが亡くなった1989年は、ボサノヴァ生誕30周年ということで盛り上がった直後だった。
「生きたボサノヴァ伝説」の一人がなくなったといわれたが、それ以上に私は、小さいけど大切な宝石を失くしたような寂しさを覚えたものだ。
ナラは、形だけの保守主義、軍事政権による独裁政治、有名人に対する誹謗中傷、そして病魔と闘った。
ある面では確かに強い女性だった。
けれども、この本を読むと、ＣＤで聴く歌声と同様にナラはあくまでも徹頭徹尾、美しく生きたことがわかる。
別の言い方をするなら、美しく生きるというのはナラのような生き方のことなのだと教えてくれる。

ナラのボサノヴァを一曲聞きながら一日２ページ読んで・・・　評価：

先日、出版記念のイベントにて、 監修された堀井隆士さんと、翻訳された荒井めぐみさんから、 直接お話を伺いました。
この翻訳本を出すにあたって長年のご努力と情熱、奮闘を伺いました。
この本はブラジルではボサノヴァのバイブル的な本なんだそうです。
あまりの内容の濃さに、まだ、ざっとしか呼んでいませんが、 ボサノヴァに対して、ナラ・レオンに対して、 ブラジルの６０年代に対して、理解が深まり、ボサノヴァをもっと楽しめそうです。
あの時代に女性が生き方を持つことの苦悩と悲しみと意地、凛々しさをナラから感じ取り、 今の時代の女性達が、この自由の中で自分を持たない生き方、 自分のスタイル持たずに媚びることを安易に選択する事に、 残念な思いがあります。